今回は、金属パイプ加工や板金加工の技術を持ち、自動車・医療機器向けの部品を製造されている武州工業株式会社様にて、全自動IoT原価管理ツールのGenkanがどのように活用されているかをご紹介します。
・データ取得の自動化で生産効率UP
・実際原価の見える化により原価低減
導入前の課題
実態に応じない原価管理しかできない
人が関わる工程はエッジデータの取得が難しいため、作業員が
作業時間を紙で記録していたので、余計な稼働がかかる上に、
不正確な作業時間データとなっていた。また、見積り時の原価で
原価計算を行なっていたため、実態に応じない原価管理となっ
ていた。
導入後
実態に応じない原価管理しかできないカイゼンの効果まで金額で見える化できた
データ取得が自動となったことで、作業員の負担を減らし、かつ正確な
作業時間データが取得可能となった。実際原価計算の自動で、見積
もり時の原価と、実際原価のかい離が大きいことがわかった。カイゼン
前後の効果も生産量や秒ではなく金額で見えるから従業員へのフィード
バックに具体性が出る。
「日々決算」を実現するためのツール
武州工業株式会社 林社長インタビュー
「GenKan」は武州工業が目指している「日々決算」を実現するためのツールになると期待しています。
自社の情報収集の仕組みである「BIMMS」でデータは取れるようになりましたがなかなかそれを集計・活用することが出来ませんでした。
IoT 機器を使ってリアルタイムに取れる情報を活用して個別原価計算に利用する。この新しい発想が理論的に裏付けられた考えに基づいて作られている。
ここが素晴らしいと思います。
IoT 機器でデータを溜めても活用
できなければ意味はありません。原価計算という会社全体に影響を及ぼす大きな視点で、出来そうで出来なかった事が実現できるということに繋がりました。
これからも現場のデータを収集し、一緒になって精度向上に協力したいと思います。