- 原価計算では、原価の流れを追跡する。
- 製品が販売される、またはサービスが消費される前のコストは資産であり、原価とはみなされない。販売、消費されて初めて原価となるのである。
- 原価の流れを追跡する場合、その計算は費目別計算、部門別計算、製品別計算の順で行われる。
- 費目別計算は、消費した財貨の種類によって原価要素を認識し、計算する手続きである(計算じゃないの?)
- 部門別計算は、原価要素を、原価の発生した場所別に分類し、計算する手続きである。
- 部門別計算は、原価の責任者別に原価を集計することができるため、責任の所在を明らかにすることができるという意味で重要である。
- 部門別計算で注意すべき点は、単に発生場所のみによる分類を行うのではなく、費目別、部門別に計算することである。
- 製品別計算は、原価要素を製品別に分類し、計算する手続きである。内部や外部への報告目的で重要な計算方法である。
参考
岡本清(2000) 原価計算 国元書房