見積原価計算は、原価計算のもっとも古い形態の1つであるが、現在でもよく使われる。 見積原価計算の計算原理 原価見積は、原価単位あたりの実際製造原価を、非科学的方法により予定した額である。 見積原価は、原価見積にその製品の […]
用語集
商的工業会計-原価計算以前の工業会計
商的工業会計は丼勘定方式とも呼ばれ、原価計算を採用していない中小の企業では大抵これが用いられている。 商業簿記で売上原価や売上利益を計算するもっとも簡単な方法は、混合勘定として商品勘定を利用する方法であるが、この「商品」 […]
原価計算と責任会計
原価計算は経営管理者に利益管理のための重要な情報を提供するが、これが企業の組織と結びついて、改善に活かされなければ意味がない。そこで誕生したのが責任会計の考え方である。 企業が持つ責任センターの範囲の定めかたは企業によっ […]
個別原価計算と総合原価計算
製品の生産形態の違いで採用する原価計算が個別原価計算と総合原価計算に分かれる。 個別原価計算は一品一様の生産や、少量多品種生産向けの原価計算である。 それぞれの製品が他の製品と区別され、加工されるとき個別原価計算が用いら […]
実際原価計算、見積もり原価計算、標準原価計算
原価は、製造を行う前に予定するか、製造を行った後に算定するかで、予定原価と実際原価に分類され、予定原価はさらに見積もり原価と標準原価に分けることができる。 大抵の場合、見積もり原価は間違っていることを前提とし、標準原価は […]
全部原価計算と直接原価計算
原価計算は伝統的接近方法を採用するか、貢献利益的接近方法を採用するかで全部原価計算と直接原価計算に分類できる。 全部原価計算は売価決定を目的として誕生したという歴史があり、職能別原価分類が重視される。-全部原価計算におい […]
原価単位と原価計算期間
原価単位とは、原価に関係付けられる給付の単位である。 原価単位は、売価を決定するため、また各部門の業績を評価するために用いられる。 原価計算期間は原価報告を行うための一定の期間のことである。 原価計算期間は1ヶ月とするの […]
コスト・フローと原価計算の手続
原価計算では、原価の流れを追跡する。 製品が販売される、またはサービスが消費される前のコストは資産であり、原価とはみなされない。販売、消費されて初めて原価となるのである。 原価の流れを追跡する場合、その計算は費目別計算、 […]
原価の基礎的分類
形態別分類と製品との関連における分類ができる。 形態別分類を行った時、原価は材料費、労務費、経費に分けることができる。 製品との関連における分類をした時、原価は直接費と間接費に分けることができる。 参考岡本清(2000) […]
原価の一般概念
原価計算は、常時継続的に行われる原価計算制度と、必要な時に随時行われる特殊原価調査とからなっている。 原価は、有形、無形の「経済的価値のある財貨」を「消費」したときに発生する。ゆえに、消費しても経済的価値のないものであれ […]